2022/9/12

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[][ブログ]【レポート】2022年フォーラム 第8回「田原本の能」

2弾!新人スタッフ紀行(仮)のお時間です。

今回はこちら!

2022年フォーラム 第8回「田原本の能」

 

なんせ新人。

田原本に長く住みながら何も知らないもので、もちろん『お能』は初めてです。

こんな私が、フォーラムの内容を少しご紹介いたします。

 

◆プログラム1番 講演「能の見方」

本日のシテ(主役)金春穂高氏のお話。

ユーモアたっぷりで、会場は笑いに包まれていました。

能は難解だけど、わからないのが面白い。

わかろうとして、また見に行ってしまう。

寝てしまってもしょうがない!

わからなくても、ぼーっと聴いていて下さい!

次、またその次と観能にチャレンジしてねということでした。

 

◆プログラム2番 講演「円満井座と世阿弥の生涯」

たすきの会 副会長 廣瀬李威氏のお話。

田原本と能の深い関係について教えてくださいました。

ポイントは3つ。

(1)秦氏

田原本の武士のなかで、座興としての音楽ができる人が多かったのではないか←能のはじまり

(2)円満井座

田原本にあったのではないかとされる興行を取り仕切る本座

(3)観阿弥、世阿弥

円満井座がバックアップしたのではないか

 

まだまだ研究中、勉強中とのことです。

こんなにお詳しいのに、これからも勉強するとおっしゃっていました。

 

◆プログラム3番 箏と謡「熊野(ゆや)」

能と箏のコラボレーション。

ワキは子役の方が務められていました。

それにしても、皆さまのお声がいいです。

一番後ろの席で観ていましたが、しっかりはっきり聴こえます。

 

◆プログラム4番 大蔵流 狂言「鳴子遣子(なるこやるこ)」

狂言は笑いどころが多く、コメディです。

会場内にも笑いが。セリフも面白いです。

そろりそろり、やるまいぞやるまいぞ。

 

さてさて、

◆プログラム5番 金春流 能「葛城(かづらき)」

囃子(はやし)と呼ばれる音楽が加わり、一気に華やかになりました。

先ほど講演されていた金春穂高氏が葛城山の女神さまです。

出てこられた瞬間から釘付けです。美しいのです。

女神が舞うシーンは囃子が一層盛り上がり、撮影を忘れるほど見入ってしまいました。

 

わからないけど、見てしまう。これが能なんですね。

次回のお能はいつかしら?