2024/3/11

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[][ブログ]【ガイドの小箱】田原本こぼれ話◆古代ミステリー「太陽の道」

 

神社と太陽の道(北緯34度32分)

 

太陽の道は、古代の太陽信仰と深く関わりがあると考えられています。

東西それぞれ数十キロの直線上、北緯34度32分に多くの聖地が存在しています。線上にある山のいくつかは古代より「ご神体」としてあがめられ、場所によっては神社が置かれて大切に扱われてきました。

東に三輪山、西に二上山、南に畝傍山を配し、東方にある下ツ道のところに一の鳥居がある多神社は、春分・秋分の日、太陽は東の三輪山から昇り、多神社を通り、二上山にしずむ「太陽の道」と呼ばれる所にあります。

また、神社周辺一帯には、弥生時代前期中頃の遺跡があります。この神社が社殿祭式ではなく、元来は円丘を神の依り代とする「ひもろぎ祭式」(注1)であったことを物語るように、本殿後方の森の中に、祭祀跡とする円丘があります。神社の西を流れる飛鳥川の清流で禊(みそぎ)をした古代祭祀遺跡と考えられています。

 

(注1)ひもろぎ祭式・・神霊の宿る神座(かむくら)の一種。清浄の地を選び、そこに常緑樹を立てて祭祀の対象としたもので、神社という固定した祭祀施設が整う以前の祭祀形態。

 

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