登山気分で日本最強の城に登ってみよう‼[高取城跡]
今回ご紹介するのは県下唯一“日本100名城”にも選ばれている高取町の「高取城跡」です。
標高538.6mの高取山の山頂に築かれ、城内周囲は約3㎞にも及ぶ広大な城跡です。
紅葉スポットとしても有名です。今年は11月初旬から中旬がピークになりそうです。
今回は県道119号八幡口の登城口まで車で向かいました。
こんな山道を走っていくので、無事に到着できるのか一抹の不安も…。
登城口には、駐車場はないので道端に止めます。
高取城跡は最寄りの近鉄吉野線「壺阪山駅」から歩いて来られる方が多く、登城口まで車で行く人の方がはるかに少ないです。そのため、駐車スペースの心配はご無用。長袖にスニーカーを着用、トレッキングポールを持参の本気の山登りスタイルの方を多数お見かけしました。
いざ、山頂へ出陣‼
日本最強の城には、軽装ではなく、心して登城に挑まなくてはならなかったのに、短パン男児…反省(笑)
こんな山道が続きますよ。
小さなお子さんだと途中で抱っこ要求がありそうです。幼稚園児なら頑張れるはずです。
本丸のある山頂までの道中、たくさんの石垣が残っていました。
作家・司馬遼太郎に「アンコール・ワットに入った人の気持ちがすこしわかるような…。」と言わしめた程、高取城といえば石垣‼
歴史的背景については、今回は触れませんが、敵が簡単に攻め入ってこれないように、高さ、積み方、配置が複雑になっています。迷路の中を歩いていく感覚です。簡単には直進できません。日本最強の城といわれる所以ですね。
山頂近くの最後の案内板は、かわいいクマです。
本丸の石垣は本当に立派です。
山頂も紅葉が始まり、これから益々、もみじと深緑の苔の付いた石垣とのコントラストも映えることでしょう。
登山は子どもたちに達成感を与え、集中力も高めるといわれています。高取城跡は登って下りて1時間のコース。気軽に登山ができておすすめですよ。
また、毎年同日の11月23日(祝)には「たかとり城まつり」というイベントが最寄り駅近くの城下町で催されています。
甲冑姿の武士や姫の時代行列、子どもたちは段ボールで作られた時代装束を着て、一緒に歩くことができます。その他、火縄銃の実演など、戦国時代にタイムスリップしたようなイベントです。
今年はコロナの影響で中止だそうですが、とても楽しいイベントです。来年は、ぜひ、こちらのイベントにも足を運んでみてください。
//基本情報//
□名称
高取城跡
□所在地
高市郡高取町
□TEL (観光案内所 夢創館)
0744-52-1150
□URL(高取町観光協会HP)
http://sightseeing.takatori.info/sightseeingspot/siroato.html